とうたつてんはどこにする
今日から吹奏楽コンクールの全道大会が始まった。
驢馬は、中学から10年ほど楽器吹きだった。(もちろん、アマチュアで、だ)
その楽器は、驢馬が学生の頃は女子がするのはとても珍しくて、今にして思えば、少々目立つ存在だったかもしれない。
社会人になり地元の吹奏楽団に入って、近隣の学校の定期演奏会のお手伝いに行った時に、同じ楽器の女の子から 「あこがれてたんですぅ~」 と言われ、大いに驚いたものだった。
今の学校は、あの、東海大四高校でさえ、ほぼ女子バンドだ。どうして男の子はやらないのだろう。
楽器は男子のすることではないとでも思っているのだろうか。
大間違いだ。
楽器を吹く事がどれ程、過酷で大変か。
真面目にロングトーンをすると、20分で体中に汗が噴き出て来る。
肺活量さえあればいい、と思うかもしれない。
間違いではない。が、美しい音を支えるのは、腹筋、背筋、俗にインナーマッスルと呼ばれる筋肉と顔の筋肉の繊細なコントロールだ。手で持つ楽器ならばそれを支える指、手、腕の筋肉。ピストン、キーをすばやく動かすための握力。譜面を読み、他者の音を聞きその音と自分の音を合わせるための聴力、と様々なコントロール能力が必要となるのだ。
ま、楽器から離れて初めて気付いた事だが。
今日は午後から中学校A編成。
う、上手すぎる。
指導者の力量の差が、これほどはっきり出てしまうのはある意味むごい。
地域間格差が驢馬の時代から全然縮まっていないのも、どうにかならないだろうか。はっきりいってしまうと、旭川よりも北の地域のレベルが全然上がらない。
学校間の競争が殆ど無いから、仕方が無いのかもしれないが、札幌の子供の見ている世界と、北の地域の子供の見ている世界は全く違う。
驢馬は北の地域の出身だが、幸か不幸か、トップを目指そうと言う人達の姿を中学生の頃から見るチャンスがあった。だから、一緒に部活をしている子供達との意識の差がもどかしかった。ちがうんだちがうだ、そんなんじゃぜんぜんだめなんだ。
と、伝えたかった、といえばそうではなくて、驢馬一人が言ってもこいつらには聞く気もないだろうし、理解できないだろう、と、何もしなかった。
せっかく遠くから来ているのだから、学校なんか2~3日休んで、全日程を聞き込んでショックを受けてへこんで帰ればいいのだ。その方が聞きもしない授業を受けるよりもずっと、勉強になると思うのだが。そうでないと、練習しよう、上手になりたいと思うことすら出来ない。同い年なのに、こんなに差があって悔しいとは思わないのだろうか。
とにかく、北海道の吹奏楽のレベルは高い。
北海道のみならず、日本の、特にアマチュアの吹奏楽のレベルは世界的に見てもトップレベルだ。この毎年のコンクールが育てたとも言えるし、裾野も広い。某局でも、社会人バンドを紹介する番組も始まった。こんな美味しいコンテンツをどうしてこんなに放置プレイで捨て置くのだろうか。
夏の高校野球と同じ主催者なのに。
テレビを買ったら自動契約、と言って視聴料を徴収しようとする某局主催の合唱コンクールはきちんと全国放映しているのに。
やっぱ、利権を生まないジャンルは洟も引っ掛けてもらえんと言う事だろうか。
イライラ。
明日はメインイベント、高校A編成。
驢馬は、中学から10年ほど楽器吹きだった。(もちろん、アマチュアで、だ)
その楽器は、驢馬が学生の頃は女子がするのはとても珍しくて、今にして思えば、少々目立つ存在だったかもしれない。
社会人になり地元の吹奏楽団に入って、近隣の学校の定期演奏会のお手伝いに行った時に、同じ楽器の女の子から 「あこがれてたんですぅ~」 と言われ、大いに驚いたものだった。
今の学校は、あの、東海大四高校でさえ、ほぼ女子バンドだ。どうして男の子はやらないのだろう。
楽器は男子のすることではないとでも思っているのだろうか。
大間違いだ。
楽器を吹く事がどれ程、過酷で大変か。
真面目にロングトーンをすると、20分で体中に汗が噴き出て来る。
肺活量さえあればいい、と思うかもしれない。
間違いではない。が、美しい音を支えるのは、腹筋、背筋、俗にインナーマッスルと呼ばれる筋肉と顔の筋肉の繊細なコントロールだ。手で持つ楽器ならばそれを支える指、手、腕の筋肉。ピストン、キーをすばやく動かすための握力。譜面を読み、他者の音を聞きその音と自分の音を合わせるための聴力、と様々なコントロール能力が必要となるのだ。
ま、楽器から離れて初めて気付いた事だが。
今日は午後から中学校A編成。
う、上手すぎる。
指導者の力量の差が、これほどはっきり出てしまうのはある意味むごい。
地域間格差が驢馬の時代から全然縮まっていないのも、どうにかならないだろうか。はっきりいってしまうと、旭川よりも北の地域のレベルが全然上がらない。
学校間の競争が殆ど無いから、仕方が無いのかもしれないが、札幌の子供の見ている世界と、北の地域の子供の見ている世界は全く違う。
驢馬は北の地域の出身だが、幸か不幸か、トップを目指そうと言う人達の姿を中学生の頃から見るチャンスがあった。だから、一緒に部活をしている子供達との意識の差がもどかしかった。ちがうんだちがうだ、そんなんじゃぜんぜんだめなんだ。
と、伝えたかった、といえばそうではなくて、驢馬一人が言ってもこいつらには聞く気もないだろうし、理解できないだろう、と、何もしなかった。
せっかく遠くから来ているのだから、学校なんか2~3日休んで、全日程を聞き込んでショックを受けてへこんで帰ればいいのだ。その方が聞きもしない授業を受けるよりもずっと、勉強になると思うのだが。そうでないと、練習しよう、上手になりたいと思うことすら出来ない。同い年なのに、こんなに差があって悔しいとは思わないのだろうか。
とにかく、北海道の吹奏楽のレベルは高い。
北海道のみならず、日本の、特にアマチュアの吹奏楽のレベルは世界的に見てもトップレベルだ。この毎年のコンクールが育てたとも言えるし、裾野も広い。某局でも、社会人バンドを紹介する番組も始まった。こんな美味しいコンテンツをどうしてこんなに放置プレイで捨て置くのだろうか。
夏の高校野球と同じ主催者なのに。
テレビを買ったら自動契約、と言って視聴料を徴収しようとする某局主催の合唱コンクールはきちんと全国放映しているのに。
やっぱ、利権を生まないジャンルは洟も引っ掛けてもらえんと言う事だろうか。
イライラ。
明日はメインイベント、高校A編成。
by robano-ana
| 2007-08-30 23:43
| 雑記