うつくしいものはうれしさとともにやってくる
この嬉しさをもっと早くにUPさせる筈だったのに・・・
ヤフオクでたま~にお買い物をするのだ。
とはいっても、クロスステッチのチャートやアマゾン先生でも入手しにくい洋書を買ったりする程度なのだが、今回はちょっと思い切ったお買い物。
しかし、買って良かった!
嬉しさのあまり、何に使うかも考えずに刺し始めてしまったよ。
京都、西陣織の帯になるはずだった絹糸だ。
以前にも思い付きで、絹穴糸での刺繍もしてみたことがあるが、やはり、美しい。
木綿刺繍糸だって十分に美しいし退色にも強いし、洗濯にだってきっと耐えるのだろうが、絹の美しさは格別だ。その分、するするすべって扱いにくいし、指先の些細なささくれにもことごとく引っかかって気を使うことといったら、木綿刺繍糸の5倍は気を使うだろう。(しかも、かせ糸。枷繰り機に掛けて糸を巻くにしても糸が細い。巻けるのだろうか?)
それでも、だ。
驢馬程度の腕でも、その美しさを発揮してくれる。
=~=~=~=~=~=~=~=~=
話は逸れるが、以前に沖縄在住の織物作家さんが、蚕の吐いた糸そのままの一本の糸で作品作りを思い立ち、とうとう、実現させた、というドキュメントをテレビで見た。
その時も、随分と気の毒な事を思いついてしまった物よ、と思ったのだが、届いた糸を手にとって見ると、その思い付きを実現化させるための努力には、もう、気が遠くなりそうだ。
通常、絹糸、と呼ばれる形にするには、蚕の吐いた糸5~6本を一まとめにし(単糸と言う)それを一単位にして所定の太さに縒り合わせてゆくのだ。
今、手元にある糸も縒りの有無はあるが、ほぼ、前述の単糸の太さだ。(大体、絹手縫い糸としてカード巻きされている糸と同じ位の太さ。これには縒りが掛けられている)
改めて、その織物作家さんは凄いと思う。
出来上がった作品は正に、天の羽衣のようだった。実物は、どれ程美しいのだろうか。
美しい糸を作り出す蚕は自然の素晴らしさを教えてくれるし、その蚕の糸を加工して何かにしようと思い付いた天才も、凄いと思う。
私たちは、自然の素晴らしさと、ほんの一握りの天才の人達によって養われているんだ、としみじみと思う。
ぶつぶつぐちぐち、文句ばかり垂れていては、いけないのだな。
=~=~=~=~=~=~=~=~=
きっちりと計算されつくした、絵画の様なチャートでは出番が無いだろうが、大好きな、文字やクゥエーカー系のチャートには十分に使えそうだ。というか、それ専門で木綿刺繍糸の出番がなくなりそうだ。
まだ、いくつかヤフオクの出品があるのだよな。この際だから、あるうちに買っとくか?思い切った、とは言っても日本刺繍用の絹糸と比べれば破格の値段だし。って、在庫はもう、増やさない傾向にして行くのではなかったのか?オレ?
だがしかし。
どれ程美しいピンクをもってしても、君のピンクに敵う物など、この世には無いのだ。
ヤフオクでたま~にお買い物をするのだ。
とはいっても、クロスステッチのチャートやアマゾン先生でも入手しにくい洋書を買ったりする程度なのだが、今回はちょっと思い切ったお買い物。
しかし、買って良かった!
嬉しさのあまり、何に使うかも考えずに刺し始めてしまったよ。
京都、西陣織の帯になるはずだった絹糸だ。
以前にも思い付きで、絹穴糸での刺繍もしてみたことがあるが、やはり、美しい。
木綿刺繍糸だって十分に美しいし退色にも強いし、洗濯にだってきっと耐えるのだろうが、絹の美しさは格別だ。その分、するするすべって扱いにくいし、指先の些細なささくれにもことごとく引っかかって気を使うことといったら、木綿刺繍糸の5倍は気を使うだろう。(しかも、かせ糸。枷繰り機に掛けて糸を巻くにしても糸が細い。巻けるのだろうか?)
それでも、だ。
驢馬程度の腕でも、その美しさを発揮してくれる。
話は逸れるが、以前に沖縄在住の織物作家さんが、蚕の吐いた糸そのままの一本の糸で作品作りを思い立ち、とうとう、実現させた、というドキュメントをテレビで見た。
その時も、随分と気の毒な事を思いついてしまった物よ、と思ったのだが、届いた糸を手にとって見ると、その思い付きを実現化させるための努力には、もう、気が遠くなりそうだ。
通常、絹糸、と呼ばれる形にするには、蚕の吐いた糸5~6本を一まとめにし(単糸と言う)それを一単位にして所定の太さに縒り合わせてゆくのだ。
今、手元にある糸も縒りの有無はあるが、ほぼ、前述の単糸の太さだ。(大体、絹手縫い糸としてカード巻きされている糸と同じ位の太さ。これには縒りが掛けられている)
改めて、その織物作家さんは凄いと思う。
出来上がった作品は正に、天の羽衣のようだった。実物は、どれ程美しいのだろうか。
美しい糸を作り出す蚕は自然の素晴らしさを教えてくれるし、その蚕の糸を加工して何かにしようと思い付いた天才も、凄いと思う。
私たちは、自然の素晴らしさと、ほんの一握りの天才の人達によって養われているんだ、としみじみと思う。
ぶつぶつぐちぐち、文句ばかり垂れていては、いけないのだな。
きっちりと計算されつくした、絵画の様なチャートでは出番が無いだろうが、大好きな、文字やクゥエーカー系のチャートには十分に使えそうだ。というか、それ専門で木綿刺繍糸の出番がなくなりそうだ。
まだ、いくつかヤフオクの出品があるのだよな。この際だから、あるうちに買っとくか?思い切った、とは言っても日本刺繍用の絹糸と比べれば破格の値段だし。って、在庫はもう、増やさない傾向にして行くのではなかったのか?オレ?
だがしかし。
どれ程美しいピンクをもってしても、君のピンクに敵う物など、この世には無いのだ。
by robano-ana
| 2007-06-29 01:48
| 手の物